酒を飲むために働き、働くために酒を飲んでいる。

自身の健康を考えて、今年の5月から緩い禁酒を始めた。

飲酒日を週5回→2回に減らし、飲酒日以外で我慢出来なくなったら箱買いしたノンアルコールビールを飲んでいる。

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禁酒を始める前はしんどいかと思ったが、慣れたらなんてことはない。飲酒による浪費や浅い睡眠はなくなり、ダイエットの効果もあってか腹回りがスッキリするなど良いこと尽くめだ。

もちろん、酒自身は今も好きだ。乾杯のときの高揚感、ビール一口目の爽快な喉越し、深酒時の浮遊感、全部飲酒によって手に入れることができるから。

 

 

最近気がついたが、大学時代よりも酒が美味いと感じることが増えた気がする。おそらく、社会人として平日毎日働いているからだろう。華金で愚痴をこぼし、肉体的/精神的ストレスををビールで流し込むのは、また違った楽しさがある。”空腹は最高のスパイス”と言うが、ストレスが最高のツマミなのかもしれない。

 

それに、大前提として、働いて金を得ないことには酒を飲むことは出来ないのだから。

 

また、その昔完全な禁酒を試みたが断念した。酒を飲めないストレスが蓄積して不眠や肌荒れが発生したからだ。このような経験を通して週2回という設定に落ち着き、今はメリハリを付けて酒を飲んでいる。

働くためにはどうやら飲酒が必須らしい。

 

 

このように癪に障るマッチポンプを目の当たりにして、本記事のタイトルを決定した。

酒を飲むために働き、働くために酒を飲んでいる。

 

一方で、ストレス起因以外で酒を飲むことももちろんある。

アラサー同士で遊ぶときにはお酒が絡むと相場が決まっているからだ。逆に遊ぶときに酒を飲まなかったのはいつが最後だろうか。

もちろん友人と卓を囲みながら酒を飲むのは最高に楽しい。酒を飲みながら話すことで本音で語り合えるからだ。しかし厳密には、本音で語り合えていると思っているから、というのが正しいかもしれない。

 

 

人は誰しも、他人から良く思われたいと考えることがあるだろう。

だから、私への自己開示や耳をくすぐる甘い褒め言葉は、ある意味一種の戦略なのかもしれない。

それでも、もし仮に飲みの場での会話が意図的に創造されたものであっても良い。戦略から表層した本音だと思ったものが、本当は結局戦略でしかなかったとしてもそれでいい。

 

 

そういうことを思いながら、これからも日々酒を飲もう。

 

 

 

今は家で缶チューハイを飲んでいる。

これからシャワーを浴び、寝間着を着て布団に入る。

明日からまた仕事が待っている。